税理士って、絶対頼まないとダメなの?
法律的に頼まなくても問題ありません。申告書(税務署に提出する書類)は、自分でつくってもいいんです。
でも、法人だったら、自分でやることは勧めません。申告書だけで、A4で2、30枚必要だし、その計算も、専門の会計ソフトが無いとすごく手間がかかります。
例えば、「車検」って、法律的には自分でもできますが、たいていの人は業者に頼みますよね?それと似ています。自分でもできるんだけど、専門知識も必要だし、手間もかかる。だから、会社を設立した時に税理士に頼む、という人が多いんだと思います。
税理士へのお願いの仕方には、どんなものがあるんですか?
税理士法人クリアーの場合は、顧問契約といって年間で契約する方がほとんどです。お客様には月々、帳簿をつけてもらうだけで、決算書や申告書の作成は、こちらの事務所ですべて行うというスタイルです。
栗原会計のお客様のほとんどが、新規に会社を立ち上げた方なので、会社が軌道に乗るまでは、料金を低めに抑えるようにしています。例えば、面談を毎月じゃなくて3ヶ月に1度くらいにすることで料金を抑えたりします。
料金は、規模などにもよりますが、決算費用込みで年間30万円前後が多いですね。
今まで帳簿ってまったくつけたことがないんですが・・・・。私でもできますか?
大丈夫です!金額と内容がパソコンに打ち込めるか、手書きでできればOKです。
それでも不安という方には、私たちが一からお教えしていますので、遠慮なく聞いてください。また、時間的に難しいという方には、打ち込みからお請けすることもやっています。
起業したばかりの人にとって、税理士がいたほうがいい時ってどういう場合ですか?
会社をつくって、登記をしたら想像以上にいろんなことがあります。例えば税務署からよくわからない郵便物が来たり、契約で今までやったことないパターンが出てきたりします。そういう時に「どこに気をつけたらいいの?」「これでOKしちゃっていいの?」と不安になってしまうんですね。
誰かに聞きたいんだけど、誰に聞いたらいいかわからない。会社を立ち上げたばかりの人にとって、そうしたことを聞けるのが、税理士という存在です。いわば、よろず相談所みたいなものですね。
面倒くさいこと、わずらわしいことは私たち専門家に任せて、ご自身は本業をがんばったり、寝ずに働いているようだったら、その分休んでもらったりと、うまく活用してもらえたらと思います。
税理士法人クリアーは、お客様にとってどういう存在でいたい?
「こんなこと栗原さんにしか聞けないからねぇ」と言われると、とても嬉しいし、いつもそういう存在でいたいと思っています。
今までにあった変わった相談では、もの凄く寒い日にオープンを迎えるベーグル屋さんがありました。「どうですか?」と様子伺いの電話をしたら、ご主人が「お店は順調だけど、エアコンが壊れて寒くて・・・」と困っている様子。
聞くと、エアコンがオーブンの真上に設置してあったため、熱で壊れてしまったそうなんです。そこで、うちのお客様の工場に頼んで、でっかいストーブを借りて持っていきました。
何とか無事にベーグルも仕上がりオープンできたそうです。頼まれたわけじゃないけれど、そんな事もありましたね。
何でも聞きやすくて、困ったときには頼れる存在でいたい。
そういうのって、日々の関係づくりが大切ですから、口でも言いますが、感覚で「ここには何言ってもいいんだ」と思ってもらえるように心がけています。